日付:2018年 6月17日(日)
場所:竜爪山 沢口沢(しゃくしさわ)


梅雨空の真っ只中、地元竜爪山「沢口沢」のクライミングゲレンデに、リュウが新たなルートを開拓したというので、トシゾーさんと一緒に、そのお披露目会?に行ってきました。

先月、第一子の息子が生まれ、遠方の山や岩場へ出かけることが難しくなってしまっているリュウですが、この2ヵ月もの間、自宅から1時間もあればいけるこの岩場で、週末の午前中だけ、一人でもくもくと朝練に励んでいるのだった・・・
まるで修行僧だな。

で、岩場へ通っているうちに、面白そうなラインを見つけたらしく、そこに「ルートを開拓してみたい」という思いから、1週間前にトシゾーさんから指導を受けつつ、遂に、それを実現させたという訳だった。


染み出しヌレヌレの岩に、ドリルでボルト穴を開けるリュウ(トシゾーさん撮影)。
若いのにちょっとジジくさいが、彼の行動力とモチベーションには、ホント刺激されるし、私も脱帽だ。
(って、褒めても何も出てこないよ)


この日の竜爪山は、早朝からどんよりとした雲がかかり、湿っとり状態。
前日も雨だったので、染み出しの心配がありましたが、広場にあるスラブ岩は乾いた状態でした。


そして、リュウが開拓した、この被り系の新ルートも、染み出しが無いようだった。


リュウがこの新ルートをお掃除している間、私はスラブ岩にある「チュバカブラ(10b)」に取り付いた。
いつもムーブがぎこちない核心で、またしてもフォール。


お次は、北壁にあるW井さんがつくった「電気屋の逆襲」を初めて登った。
ジメジメした岩肌のコンディションで、かなり滑りやすかったが、無事オンサイト。
トポには10bとあるが、5.9かな?

アバラと小指を骨折しているトシゾーさんは、トップロープで。胸に巻くコルセットが何とも痛々しい・・・
「5.9くらいが、リハビリにちょうど良い」との事だが、骨折してまだ1ヶ月なのに、ほんと大丈夫なの~??


で、いよいよリュウが、自ら引いたプロジェクトへ。
しかし、3ピン目上が核心らしくテンション。使えそうなホールドを探るリュウ。

でも2便目で、あっさりとトップアウトしてしまうところが、またリュウらしい。
無事「初登」で名を刻むことができました。グレードは本人未だ悩んでいるけど、11bくらいとの事。
中盤が核心らしいですが、私は出だしから離陸もできず、撃沈しました。
う~ん、カチの被り系はやっぱり苦手だなー。

苔苔で、少々荒れ気味の沢口沢ではありますが・・・皆さん、訪れた時は、是非登ってあげてくださいね~
ちなみに、この新ルートの名前ですが・・・
「竜爪山のハングした岩場にある」ということで、リュウの頭文字「竜」と、彼の息子の頭文字「颯」を合わせ、「竜颯(りゅうそう)ハング」と名づけられました。

Neilさん、トポの更新よろしくおねがいします!