日 付:2018年11月10日(土)~11月11日(日)

ルート:南アルプス深南部 丸盆岳東尾根~黒法師岳~前黒法師岳(周回ルート)

<1日目>
寸又峡P(5:50)→夢の吊橋(6:19-6:55)→千頭ダム(8:18-8:46)→天地吊橋(9:00)→丸盆東尾根取付(10:56)→1448m峰(13:17)→丸盆岳(15:30)→カモシカ平(16:07)※幕営
<2日目>
カモシカ平(6:07)→黒法師岳(7:34)→ヘリポート跡(9:57)→前黒法師岳(11:56)→前黒法師登山口(14:03)→寸又峡P(14:50)


毎年11月の恒例行事となりつつある「南アルプス深南部」の会山行。
今年も企画幹事を頼まれ、「何処へ行こうかな~」と迷った末にチョイスしたのが、寸又峡を起点とした「丸盆岳東尾根~黒法師~前黒法師」の周回ルート。

計画書の付記には、「小屋も無けりゃ水場も無い、がれ&笹藪を1日10時間くらい歩く。健脚者希望・・・」と書いたものだから、果たして一緒に行ってくれる人はいるのだろうか?
・・・と、企画倒れを心配したのでしたが、深南部常連メンバであるChikaさんとOharuさんの藪山大好きお二人が手を挙げてくれ、私含めて3人で笹を泳いできました。

朝6時前に寸又峡の駐車場を出発し、温泉旅館街を抜けて「夢の吊橋」の入口へ。


朝日が赤く紅葉で染まった山を照らし、今日は絶好の山日和!


「飛龍橋」へ至る林道歩きは大回りなので、「夢の吊橋」を渡ってショートカット・・・が、そこからまた林道へと戻る標高差50m程の登り返しが、これまたきつい!
ショートカットのつもりで「夢の吊橋」を渡ったのですが、足の負担を考えたら「飛龍橋」側の林道側を歩いたほうが良いかも?


ここから、舗装された「寸又川右岸林道」を歩いて、先ずは「千頭ダム」を目指します。


寸又川右岸林道は、かつてあった「千頭森林鉄道」の面影が随所に残ります。この隧道もその1つ。


退屈&単調な林道歩きですが、紅葉も見頃で良い退屈しのぎになりました。


「夢の吊橋」から約2時間程で「千頭ダム」に到着。


昨日降った雨の影響なのか?台風の影響なのか?寸又川はかなり濁りが入っていて、寸又峡でもそうでしたが、チンダル現象は見られませんでした。


千頭ダムの左岸側にある「光岳・大無間山」の登山口の標識。登山口はだいぶ荒廃してますね。


千頭ダムからは左岸歩きとなり、素掘りの古い隧道を通って、ダムから15分で「天地吊橋」へ。


9月の台風被害を心配した「天地吊橋」でしたが、通行可能な状態でした。でも踏み板はかなり朽ちているので、踏み抜きしないよう慎重に渡ります。


その吊橋を渡った後の尾根までの取り付き・・・ここが今回の核心と言ってもよいでしょう。
かつては、左にトラバースして登山道が付いていたらしいですが、跡形もありませんでした。
トラバースは危険と判断し、弱点を見つけながら危険なガレ場を直登しました。
わずかに尾根っぽいところを登っていくと、古びた目印もあり、過去登られた形跡もあった。


標高差で250mほど、Chikaさん、Oharuさんの健脚お二人も無事登って、丸盆の東尾根へ。
尾根には一切目印はありませんが、尾根筋ははっきりしているので迷いも無し。




標高918mのコル付近の紅葉。カエデ類が美しいこと。


最近、南アルプス・椹島ロッジの不法投棄が話題になっていますが、営林署が残置した遺物はどうなんでしょう?


標高1400m付近は二重稜線で傾斜もなだらか。貴重な水場となっているのだろう、幾つかヌタ場も見受けられました。


標高1600mあたりから膝高くらいの笹が現れ、ようやく「深南部だな~」って感じの雰囲気が漂い始めます。


そして、本格的な笹漕ぎが始まるのが、標高1800m付近から。獣道であろう踏み跡を辿って平泳ぎ、更に急登になると笹を掴んで登って行きました。


笹漕ぎのルーファイがまた楽しい!


笹漕ぎに笑顔が絶えないChikaさんとOharuさん。ホント藪好きなお二人。


右手には、深南部屈指の難所「鎌ナギ」。


傾斜が緩んでくると、背丈ほどあった笹も低くなり、歩きやすくなった。山頂も近し!


樹林帯を抜けて・・・


待望の山頂へ到着!


Chikaさん、Oharuさんと握手を交わし、記念のハイチーズ!
100名山でもなく200名山でもなく、300名山でもない丸盆岳。。。
深南部を全部歩いた訳じゃないけど、たぶん深南部の中では一番好きな山かもしれません。


その訳は、このロケーション。




深南部を愛する永野氏の著書「南アルプス・深南部 藪山賛歌」の表紙を飾る場所でもあります。


そしてもう一つ、私の大好きな場所が、この「カモシカ平」。


振り返って、丸盆岳。


適当なところにテントを張って寝床を確保すれば、さっそく宴の準備。


「もりっしーさんの為に、日本酒担いできましたよ~」とChikaさん・・・うれしいけど、なんか怖いなあ~
先ずは、ビールで「おつかれさま~」と乾杯!


黒法師にバラ谷の頭。


遠方には、明日登る前黒法師。


そして、夕日に染まる丸盆岳・・・
「カモシカ平」にテントを張り、この景色を眺めながらお酒を呑むことが、今回の最大目標でしたが、それが実現でき感無量!しかも今日の「カモシカ平」は、誰も来ることなく貸切。


だいぶ冷えてきたので、場所をテントの中に移して二次会へ。
ペットボトルに入れたウィスキーも空き、何時に終わったのかは覚えていないが、宴もお開きに・・・

続く・・・

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