日付:2019年 4月21日(日)
場所:佐久海ノ口・湯川 右壁

今週末は、山岳会恒例の定例クライミングに参加。
今回の企画幹事は、トシゾーさんということで、チョイスされた岩場というのが、やっぱりトラッド・・・
私にとっては2年ぶり、2度目となる「湯川」へ行ってきました。

今回のメンバは、この春会長を卒業されたK前会長、トシゾーさん&Qちゃん、H川さんにM野さん、そしてイデッチと私の7人。

静岡から岩場のある海ノ口までは、いつもは車で3時間近くもかかっていたところが、今回は何と2時間で到着!
先月、中部横断道の「新清水JCT~富沢IC」の区間と「下部温泉IC~六郷IC」の区間が開通したことで、ずいぶんと移動時間が短縮されました。
予想以上に早く着いた甲斐あって、岩場には誰もおらず一番乗り。


沢にはまだ氷瀑が少し残っていましたが、陽射しはもう春そのもの。
岩場の基部には、既に開花したフキノトウがちらほら。


岩場が混まないうちに、早速トシゾーさんが右壁の一番右にあるルート「台湾坊主5.9」にトップロープを張りに登って行きました。


その「台湾坊主」を登るM野さん。岩壁に咲くスミレとのコラボがまたいいんじゃない?


私にとっての「湯川」の課題ルートといえば、「デゲンナー5.8」。
前回はリードで登ったは良いが手繰り落ちし、グランドフォール寸前だった因縁のルートだ。
で、早速アップのつもりで、朝一番リード登った訳ですが・・・いや~こんなにも悪かったんだっけ~
シンハンドのパートでカムセットにもたつき、またしても痛恨のフォール!
「5.8??ふざげんなー」って言いたくなってしまいます・・・とほほ。


お次は、トシゾーさんが「右壁で一番楽しいクラック」と言っていた「フォーサイト(5.10a/b)」。
Qちゃんは、全く苦にせずスルスル登って行きました。


K前会長も中間部まではレイバックでスルスルでしたが、上部は足がなかなか決まらずテンション。
でもTOまで漕ぎつけたのは、流石!


私も足がなかなか決まらず、テンションしまくり・・・
このルートは、足をしっかり決めないと登れない・・ってわかっててもそれが難しい。


パワー系でねじ伏せる、7?歳のH川さんも、流石にクラックはパワーでは登れず、苦労されている様子。
「クラックはきれー(嫌い)だ!」と叫んでいた。
指の皮もひどく剥けて、流血してました(って人の事言えませんが・・・)。


「デゲンナー」を登るQちゃんに、その右の無名ルートを登るイデッチ。
無名ルートは、フィンガーの良い練習になりました。「フォーサイト」よりも登りやすいかな?


最後は「デゲンナー」の裏側(カンテはさんで左隣)にある無名のハンドクラックを回収便で登りました。
レイバックでも登れてしまいますが、ここはハンドバチ効きで快適。グレードは5.8くらいですかね~?
「デゲンナー」と比べたら、全然楽なのですが・・・


湯川を代表する「コークスクリュー」や「バンパイヤ」などの3★ルートも触ってみたかったですが、相変わらずの混み混みで、今回も持越し。
「デゲンナー」がまだ登れていないので「触るのは10年早い」と言われそうですが・・・

ハンドサイズ以外のクラックともなると、まだまだタジタジになって、リードではおぼつかない私・・・
こればっかりはジムでは練習できないので、こういう機会にとことん練習あるのみですね。