日付:2019年12月 8日(日)
場所:伊豆の国市大仁 城山南壁


朝の冷え込みも一段と厳しくなったこの週末は、トシゾーさんにQちゃん、ミッチー&私の4人で城山南壁へ行ってきました。
実は先週も訪れたものの、あまりの激混みに翻弄され、結局城山を諦めたのであった。。。
この日も天気は良くクライミング日和。
なので、先週のような混雑を心配したのでしたが、城山南壁のテラスは思っていたよりも空いており、一安心。


さて今日の狙いは、南壁マルチの3★ルートである「エキスカーション(10c)」。
意外にも、トシゾーさんはこのエキスカーションを登っていないらしく、今日はオールリードでOS狙いという事だ。

今日の私のパートナーはミッチー。
「どうぞどうぞ」とダチョウ倶楽部のようなやりとりで、お互いリードを譲りつつ、1ピッチ目はミッチーがリード。


城山の1ピッチ目って、ホント怖いんですよね~。
ボルト間隔は広いしツルツル・・・トシゾーさんもミッチーも「怖え~」を連発してましたが、無事TO。
フォローの私も1ピッチ目、ギャップを越えたところがまた細かくバランシーで、かなり指のパワーを使っちゃいました。
結局ワンテンでTO。朝一の南壁スラブは本当に恐ろしい・・・


1ピッチ目の終了点でQちゃんとミッチーのお二人をパチリ。


2ピッチ目(10a)もミッチーリード。
左隣には10dの三日月ハング(2P目)もあって、私もミッチーも、このピッチが核心(10c)だと思い込んでいたのであった。
出だしは悪そうなフェイス、でも取り付いてみると意外とホールドも豊富、1ピッチ目よりも難しいとは感じませんでした(って思えるのは、フォローだから?)。


3ピッチ目、ミッチーから「10aだから大丈夫っスよ~」なんてそそのかされ、それを信じて私リード。
序盤は問題ないが、終盤はホールドスタンスが無くなり、思わずテンション!
よく探せば有効なホールドを見つけ、何とか切り抜けました(ホッ)。
これが本当に10aなのか?と思いきや、テンションしたところが10cだとのこと・・・やっぱり!
良かったのか?悪かったのか?ミッチーにまんまと騙されてしまいましたが、ドカ落ちしなくて良かった~


3ピッチ目、フォローのミッチー。


4ピッチ目にいる先行のトシゾーさんパーティー。三日月ハングが、なかなか威圧的。


右横には、バトルランナーと中央壁ダイレクトを登るパーティー。


4ピッチ目(10a)、5ピッチ目(10a)はミッチーリード。
5ピッチ目は、出だしからハング越え。ハングというよりフェイスかな?
しっかりスタンスを決めていけば、問題なく登っていけました(って、フォローだったから?)


5ピッチ目の終了点からの景色。ここまで登ると、なかなかの高度感。
6ピッチ目(5.9)は、短く簡単?なスラブなので今回は割愛。


南壁の上部には、ハヤブサの巣!?私が登った時にはお留守でした。

最後は、60mシングルを2本繋げて2ピッチ懸垂下降し、スタート地点に戻れば無事終了。
どのピッチも気が抜けない、楽しくも恐ろしくもあるマルチルートでした。
でもやっぱり、つるつるの1ピッチ目が難しかった。。。


昼休憩を挟んで午後は、ミッチーがやっつけたいと言っていた看板ルートの「ハートルート(11a)」をやることに。
ミッチーは昔ワンテンで終わっているとの事で、気合十分!?・・・の筈が、3ピン目上の乗越で惜しくもテンション。。。ん~残念!


ミッチーにトップロープを掛けてもらい、私もハートルートを初めてお触り。
出だしのハング越えから早くも四苦八苦・・・そこでパワーを使い、その後はテンテンでした。
3ピン目上の乗越が核心ですが、恐怖心を捨てて一気に登らないと、なかなか難しいパワー系のルートですね。


久しぶりにハートルートを登るというトシゾーさん。


術後のリハビリ中だというのに、被り系の11aを全く?苦にしないところは流石の一言!あっさりと再登。
頭上に飛ぶ、パラグライダーと2ショット!


日もだいぶ短くなり、15時にはお開きに。

今日は、城山南壁のマルチを久しぶりに登って、なかなか充実感ある1日でした。
課題のショートルートをやるのも良いですが、やっぱりマルチの方が、山を登っている感があって好きかな~?
城山南壁の看板マルチ「バトルランナー」と「エキスカーション」は、是非リードで登っておきたいですね。
そして今シーズンは、11aを登れるよう頑張らなくては・・・