日付:2015年12月 5日(土)
場所:城山南壁 Aルート、バトルランナー

12/5は、トシゾーさんと若手?のピエールさんの3人で城山南壁へ。
12クライマーである山岳会の☆トシゾーさんとは、ノースの人工壁では何度かご一緒しているが、今回が初めての外岩。
しかもほぼマンツーマンでご一緒させていただけるなんて、自分にとっては光栄なこと。
でもトシゾーさんの行くところ、決して簡単じゃ~ないだろうから楽しみ半分、ドキドキ半分・・・


朝7時に静岡を出発し、1時間くらいで着くだろうと思いきや、土曜日は結構道が混んでいて、現地に到着したのは9時前。
南壁スラブのテラスには、既に大勢のクライマーが賑わっていました。

易しい?スラブのルートは既にロープが張られ一杯でしたので、誰もいない壁の一番左にあるルートを登る事に。
私にとっては、もちろん初めてのルート。グレードもよくわかっていないですし。
そして、数年ぶりに城山に来たというトシゾーさんも、初めて登るルートだとの事でした。


その1ピッチ目、トシゾーさんリードでクライムオン!
トシゾーさんは「ムズい!」と言いながらも、無駄のない登りであっという間に終了点へ。


続いてピエールさんがセカンド、私サードで登って行きました。
小ハングの上のスラブが核心で、ホールドがぜんぜん無い・・・
私はボルトに足を乗せて登り、ズルしました・・・がはは
とにかく、今日は「なんでもあり」で行く・・・と決めていた私。
登った後でトポを見てわかったのですが、ルート名は「エキスカーション(5.10a)」の1ピッチ目という事だった。


さて2ピッチ目からが「Aルート」で、いきなりハング越え?のスタート。


2ピッチ目の終了点から、セカンドのピエールさんとサードの私を、トシゾーさんが上からパチリ。
二人ともハングの通過は、四苦八苦・・・


外岩は久しぶりというピエールさんですが、素人目からも綺麗なムーヴで登っておりました。


ちょうど真横には、バトルランナーの「鎌形ハング」が。


さて、Aルート3ピッチ目が、ハング越えがある核心ピッチ(5.10c)との事。


トシゾーさんは、核心のハング越えも無事クリア~!
でもって、「こえ~~」という雄たけびが!


セカンドのピエールさん、最初は悩んでいましたが何とかハングを越え、無事クリア!


で、あっしの番ですが、ロープがあるラインはとても登れる気がせず、左のカンテにずれて、引っ張り上げてもらいました。
トシゾーさんは「フェイスだよ」と言っていたが、やっぱり下から見ると被ってるし・・・


最後の4ピッチ目、ここまで登ると結構、高度感あります。
無事全員、最終点までたどり付き、懸垂下降で基部まで降りて、午前中は終了。

自営業のピエールさんは「午後からお仕事」というのでここで別れ、昼をはさんで午後からは、トシゾーさんと二人で登る事になりました。
トシゾーさん、もっとムズいルートへ行きたかったでしょうけど、私の希望で「バトルランナー」を登ってみる事になりました。あざっす!


その1ピッチ目の「とんとん拍子(5.8)」をリードで登る私。
しかし・・・小ハング越えでフォールし、ぜんぜんとんとん拍子ではなかった。


小ハングの手前でピッチを切り、いよいよ鎌形ハングを越える2ピッチ目は、トシゾーさんリード。
久しぶりと言っていたトシゾーさんですが、鎌形ハングを難なく越えて行きました!流石!


んでもって、私の番・・・足がふんばれず、もう腕力勝負・・・
トシゾーさんにじりじり引っ張り上げてもらって、ようやく体を上げることができたが、見る影無しですわ。
「ムーヴ使わなきゃ登れないよ」と、トシゾーさんの言葉が痛い・・・
人工壁でもハングの前になると、とたんにバタバタ、たじたじになる自分・・・
保持力もそうですが、ハング越えでの体の使い方が、今の自分の課題かな~?
課題だらけだけど・・・


最後の3ピッチ目は、60mのロープを目いっぱい使って、私リードで終了点まで。


核心のハング越えで腕を使い切り、終了点でのビレイはもうヘトヘトだった。
でも、南壁マルチを2本登った充実感は、格別なものでした。


西日を浴びる城山の岩壁。
自分が登ったことのある岩場は、まだまだほんの一部に過ぎず・・・


帰りは、大仁温泉「一二三荘」に寄って汗を流し、静岡へと帰宅しました。

トシゾーさんのロープいっぱい伸ばしちゃいましたが、トシゾーさん、あざっす!
ピエールさんも、また行きやしょう(^o^)/