日付:2013年8月12日(月)~ 14日(水)
ルート:白峰三山(北岳~間ノ岳~農鳥岳)

<1日目>
広河原(6:43)→大樺沢二俣(8:52)→昼休憩(10:21-11:10)→小太郎尾根分岐(12:14)→北岳片ノ小屋(13:00)→北岳山頂(14:07)→北岳山荘(15:30)
<2日目>
北岳山荘(5:55)→間ノ岳(7:21)→農鳥小屋(8:30)→西農鳥岳(9:45)→農鳥岳(10:34)→大門沢下降点(11:25-12:10)→大門沢小屋(14:15)
<3日目>
大門沢小屋(7:00)→大門沢登山口(9:14)→奈良田駐車場(10:14)


お盆休みは、南アルプスの白峰三山へ、中1の息子と一緒に縦走してきました。
その前夜に山梨県早川町の奈良田へ移動し、この日は車中泊。
甲府は日中40℃超という、とてつもない猛暑になったらしく、奈良田の夜も寝苦しい上に窓を開けていたばかりに蚊に刺されるわで、結局あまり寝付けないまま朝を迎えてしまいました。

朝4時半前に起きて駐車場を見渡すと、さすがお盆休みで既に満車状態・・・
広河原行き始発のバス時刻は5時32分なのですが、バス停前には既に30mくらいの人の行列が出来ているのには、もうビックリ!・・・マジっすか?
急いでその行列に並ぶも、行列は更に伸びて50m程に・・・
「まさかこれだけ人がいて、バスは1台だけしか来ないって事はないよね~」と不安がよぎったが・・・


その不安は的中し、やって来たバスは1台だけ・・・これって乗れんの~?

私と息子は、そのバスの乗車口ドアのステップのところに無理やり押し込まれ、何とか乗ることはできましたが、足場の置き場も無く、全く身動き取れない状態の立ちっぱで、バスに揺れること約50分・・・
どうにか広河原に到着するも、ずっとドアに張り付いていた息子はバスに酔い、ゲロ寸前だったとの事・・・
バスの中が惨事とならず、良かった良かった。危ねえ危ねえ💦


さて、目の前には朝日を浴びた北岳。いや~今日も暑くなりそうだ!・・・って既に暑いですし!
広河原山荘で水を調達し、シュッパツ。


しばらくは、大樺沢の沢沿いを歩いて行きます。


樹林帯を抜けると、目の前に北岳の稜線と大樺沢の雪渓が。夏らしく空は青一色。


広河原を出発して2時間程で「二俣」へ。左俣と右俣とルートが別れるが「右俣」へと進みます。


小太郎尾根に向かって、雪渓右の草付きを更に登って行きますが・・・


日差し強く既にバテバテ・・・何度も日陰で止まっては給水&クールダウンし、ペース上がらず。




登山道の周辺は「マルバダケブキ」の群生。色鮮やかですね。


ダケカンバの林を抜けると、ようやく小太郎尾根の稜線が。
ここは見晴らし良いし、休憩スポットには最適の場所。暑いし昼飯兼ねて大休憩。


「白根御池小屋」経由となる「草すべりコース 」との分岐を過ぎると、急に登山客が増えました。
ここから直登して、一気に小太郎尾根の稜線へ出ると・・・


正面には、ドカーンと「仙丈ヶ岳」。


そして、小太郎山の向こうには、カッコよい「甲斐駒」も。


バックには、昨年10月に縦走した「鳳凰三山」。


ここから、いよいよ稜線歩きの始まりです。


北岳は、見る角度で様相が変わりますね~。




ガレ場を越えると、前方に「片ノ小屋」が見えてきました。
・・・と、突然「小屋の方に避難してくださ~い!」の声が・・・!?


何ごとかと思えば、上空から飛行物体が・・・
砂煙と共に着陸・・・と思ったら、人を降ろして直ぐ離陸。




片ノ小屋は、増築工事の模様で、ヘリが頻繁に「生コン」を運んでいました。


片ノ小屋を過ぎた先は、再び急登。


両俣小屋へ至る分岐点。


小ピークから見下ろせば、この景色。だいぶ標高を上げてきました。
日差しは強いが、谷から吹き上がる冷気が気持ちが良い事!


タカネツメクサや・・・


チシマギキョウは至るところに。




もう一踏ん張りすれば、山頂へ・・・?


・・・かと思いきや偽ピーク。山頂はあっち。


そして・・・無事、北岳山頂へ到着!!


でもって、間ノ岳~農鳥岳へと延々続く吊尾根。それにしても、一つ一つの山がデカい事!


吊尾根のコルには、本日のゴールである北岳山荘が・・・あともうちょいですが、遠いなあ~






暑さも加わって疲労困憊ですが、このお花畑が癒されました。


急斜面を下って「八本葉のコル」の分岐を通り過ぎると、北岳山荘まで、あともうチョイ。


振り返って北岳。


そして、北岳山荘のテント場へ無事到着。暑い中、息子もよく頑張りました。そして、わたくしも。
しかしながら、15時半の地点で既にテント場は一杯!?張るとこあんの~?


それでも何とか、ハイマツの中にある緩斜面に寝床確保。
テントから顔を出せば、北岳が見えるって最高ね!




明日は、間ノ岳~農鳥岳の縦走・・・そして、ゴールは大門沢小屋。
天気は問題なさそうですが、どうなる事やら?
オヤジは、ほろ酔いになると共に、日は沈む・・・

続く・・・