日付:2017年 7月 9日(日)
場所:三ツ峠屏風岩 中央フェイス(岳ルート)、東面フェイス


先週に続いて、今週末も三ツ峠へ。
中央フェイスにある看板ルートの一つ、「岳ルート」をイデッチと二人で登ってきました。


「あたまをくも~の・・・」の歌の通り、富士山もすっかり夏山ですな~。
今日も日差しがまぶしい梅雨の晴れ間。
北九州地方は大雨で甚大な被害が出ているというのに、今年の関東・東海地方は全くの空梅雨です。

さて「岳ルート」ですが、5.10abの4ピッチということで平等に、イデッチと”つるべ”で行くことにしました。
偶数ピッチをやるか?奇数ピッチをやるか?「最初はグー」のじゃんけんで決めたところ、私の勝ち。
・・・という事で、1ピッチ目は私リードでクライムオン!


しかし、いきなり出だしが結構悪い!最初の薄被りでいきなりテンション。
悩みながらもムーブを見つけ、何とか出だしを越えると・・・


お次は、取り付きがややフレアしたハンドクラック。ここを登って終了点へ。


フォローで登るイデッチを上からパチリ。


2ピッチ目は、イデッチがリード。
ここも出だし核心ですが、何とか耐えてノーテンで越えて行きました。
イデッチは、2ピッチ目の終了点を越え、さらに3ピッチ目の終了点までロープを伸ばしていました・・・っていうか、この時は、垂れ下がっている懸垂用のロープに騙されて、3ピッチ目の終了点が2ピッチ目の終了点だと思い込んでしまった私とイデッチ。
その2ピッチ目(実質2,3ピッチ)も無事終了点へ。

そして、3ピッチ目(実質4ピッチ目)は、私リード。
カンテを使って凹状のところを直上し、頭を抑えられるハングの下をくぐって、薄被りの溝を越えていく面白いルートだ。ここは無事オンサイト。


そのハング越えに少し悩んでいたイデッチも、無事終了点へ。

さて4ピッチ目・・・しかし3ピッチ目の終了点の上は、ブッシュで壁が無い!
「あれ~おかしいなぁ、4ピッチ目のルートが無いぞ~!?」


中央カンテを登ってきた別のパーティーの方に聞いても「ここが4ピッチ目の終了点ですよ」と言うし、我々が思っていた3ピッチ目は、どうやら実質4ピッチ目だったんだ・・・とわかったが、後の祭り。
結局1,4ピッチ目を私リード、2,3ピッチをイデッチが登ったことになるが、この岳ルートは、個人的には1,4ピッチ目が面白かったかな~?

懸垂3ピッチでテラスまで降りて、昼休憩の後は、東面フェイスに移動し、小ルートを登ることに。


先ずは「草溝ルート(IV+)」から。リードで登るイデッチ。
前半は、ポケットありのガバガバ・・・


トラバースして後半は、易しいハンドクラックとなるが無事オンサイト。
ジャミングしなくても登れてしまうが、実質5.8くらいかな?


「地蔵ルート左(Ⅴ)」が空いたので、登ってみることに。
ここも出だし核心でテンションしたが、手がわかってしまえばすんなり?越えられる。
実質5.10aくらいですかね?


最後は「地蔵ルート右(Ⅴ‐)」。
出だしは薄被りのハング越えですが、ガバもあって問題なし。
中盤は、ガバガバで快適そのもの。このまま終わってしまうのか?と思いきや、最後の最後、薄いカチが核心でした。
このルートも面白いですね。実質5.10a/bくらいと感じました。


今の私には10abくらいのルートをリードで登るのが丁度良いし面白い。
まだまだ確実には登れないので、やはりこれくらいのフェイスを確実に登れるまで練習しないと・・・ですかね?
アプローチがきつい三ツ峠ですが、面白そうなルートが沢山あるので、また訪れたいと思います。
イデッチ、1日付き合ってくれてありがとう!