日付:2018年 3月18日(日)
ルート:安倍東山稜、青笹山(興津ルート)

東海自然歩道ゲート(9:23)→青笹山(11:32)→田代峠(12:29)→東海自然歩道ゲート(13:03)


ボルネオ島、キナバル山の沢登り山行を、3日後に控えていたトシゾーさんと一緒に、安倍東山稜、青笹山を歩いてきました。


今回のスタート地点はコチラ。
興津川上流部にある「東海自然歩道」のゲート前に車を停めて、ちょっと遅めの9時半前に出発。

海外遠征の壮行会と言ったらちょっと大げさだけど、昨晩は、そのトシゾーさん夫婦に、リュウ、W井さんのいつものメンバで飲み会をやった。
しかし・・・
これまたいつも通り、しこたま飲んだおかげで、翌朝は二人揃って二日酔いのヨレヨレ状態。
早くも、ゼーゼーハーハーと息絶え絶え・・・


あまり知られていない興津側の登山口ですが、踏み跡はしっかりあります。

昨夜、二次会後の三次会は何処へ行き、その後どうやって家に帰ったのか?
まったく記憶が無い私・・・
聞けばトシゾーさんも、私と同じく二次会以降の事を全く覚えていないとのこと・・・
いやはや、お互い記憶が無くなるまで、どうしていつもこう呑んでしまうのか?


「酔っ払いはヤダね~」とけなし合いつつ、「第一尾根」と書かれた標識を越えると笹も濃くなり、だいぶ藪っぽくなってきます。
アルコール臭を漂いさせながら、さらに登って行き・・・


アセビのトンネルを抜け、いよいよ背丈以上の笹藪となれば稜線も近し。
日帰りハイキングだというに、今日は何故か?大型ザックを背負ってきたトシゾーさん。
そういう私も、60mのロープとガチャ一式を、何故かザックに忍ばせていました。


稜線上は、わずかながら雪が残っていました。


陽射しは春爛漫、冷たい風が心地よい。安倍奥の山は、もうすっかり春の気配ですね~。


そして青笹山と言えば、この美しい景色。まさしく青い空に笹の山。


登山口から約2時間で山頂へ。酒もすっかり抜けて、良い汗かきました。


南アルプスも、今年は(も?)雪解けが早そう。


ここは本当に気分が良い所ですね~。
少し霞がかかっていますが、三保や清水の市街地もよく見えました。


休憩もつかの間、下山はこの廃道から。


稜線の景色も良いですが、廃道を少し下ったところから見る岩岳、十枚山が連なるこの景色も大好きで、とても癒されます。でも、ここから先はひどい急登。


この登山道が廃道となっている理由は、この崩落個所。


左右切れ落ちた痩せ尾根は、だいぶえぐれて昔よりもさらに危険な状態でした。
廃道の整備されていないFIXロープは、間違ってもテンションかけてはいけませんよ~


崩落個所から青笹山&うつろぎ山を見上げる。


あっという間に標高差500mを下ると、田代峠にぶつかる。
ここから古道でもある東海自然歩道を歩いて、スタート地点のゲートまで戻りました。
わずか半日の山トレ兼ねた山行、しかも朝はヨレヨレでしたが、楽しく行ってこれました。

ここ最近、ホテル住まいの出張続きで、何となく山やクライミングに対するモチベーションが今一つとなってしまっている私ですが、久しぶりにトシゾーさんといろいろ話をし、一緒に山を歩くことができて、良い刺激になったと思います。
仕事や家庭の事いろいろありますが、山に対する憧れや目標は切らさず、いつまでも持ち続けて行きたいですね。

トシゾーさんの行く今回のボルネオ島沢紀行は、恐らく某雑誌にも掲載されるのではと思いますが、山行の成功、そして親友として無事の帰国を祈ります。