日付:2018年 7月22日(日)
ルート:笛吹川水系東沢 ホラの貝ゴルジュ


「猛暑日」なんて言葉は、一昔までは聞いたこともなかったのに、35℃越えというのが、もう当たり前のようになってしまった今日この頃・・・(ちきゆう、ホントどうなっちゃうのよ~?)

そんな、クソ暑い日こそ、沢に入ってクールダウンしたい!
・・・ということで、トシゾーさんからのお誘いで、夏の恒例行事になりつつあるという、西沢渓谷「ホラの貝ゴルジュ」のドボン大会に初めて行ってきました。

「海外遡行同人」という、毎年、全国の沢ヤさんが集まって開かれる、沢ヤの呑み会?・・・じゃなかった総会で、トシゾーさんが知り合ったという熊本のMさん夫婦も、はるばる九州から駆け付けてホラの貝に参加されるとの事。

初めてお会いするMさん夫婦を「静岡空港」でお迎えし、毎度のウメさんとも合流。
下道をひたすら走って、山梨・笛吹川の上流部、西沢渓谷へ!


前夜は、西沢渓谷手前の「道の駅みとみ」で前泊。
トシゾーさんのクライミング仲間、千葉の”暴れん坊”だとうわさのGoさん、そしてYuiさん、岐阜からは、元気爛漫のYuriやんが駆け付け、今回は、私含めてナント総勢9名のパーティー!
初対面の方ばかりでしたが、お酒が入れば意気投合!?
ビールにワイン数本空けて、トシゾーさんが持って来た純米吟醸一升瓶も空け、結局寝たのは午前様。

翌朝5時・・・


何故か?トシゾーさんの声と、燕の鳴き声で目が覚めました。
なかなか起きないウメさんをトシゾーさんが激写、その隣には私寝てたかも?
ナマリのような重い体を起こして食事も済ませ、沢支度をして西沢渓谷の駐車場へと移動。


遊歩道の吊り橋を渡った先から沢に降り、入渓。


谷間からは、ギザギザしたリッジが、なんかそそられる感じの「鶏冠山」を見ることができました。
今日も晴れて天気よし!標高も1100m以上あるので、それ程暑くも無く清々しい。


穏やかな沢床を歩いていくと、やがて両岸も狭まり、青々とした深い淵が現れる。


一発目のF1。透き通ったエメラルドグリーンの釜を持つ滝は、ほんと美しいですね~。
先ずは熊本のMさんから、楽々突破。しかし皆さん、一体どこを見ているのかな?


登り口は、滝の左側にあるクラック沿い。
私は買ったばかりのラバーシューズでしたが、ソールのアクアステルスはしっかりグリップし、凄い安心感。なので、無事フリーで突破。


高さはあるが、落ちても滝壺直行なので、ケガはしないでしょうけど、水量が多い時はちょっと怖いかも?


F1を突破しゴルジュ帯へ。渓相が明るいので癒されまくり。


半身以上の深みのところは、もちろん流れを逆らっての泳ぎ。
今回が6回目だというトシゾーさん曰く、「これでも今日は水量が少ないほうだよ~」との事。


お次は、二条の滝F2?へ。左岸側を伝ってチムニーを這い上がります。
ここは、滝の落ち口までのスラブのトラバースが、ちょっと嫌らしい。


でも、そこはイケメンGoさん、女性陣には優しく♡手を差し伸べて、フォロー。


二条滝を越えて、いよいよココからが核心「ホラの貝ゴルジュ」へと突入!


まるで巻き貝の殻の中に入ったかのような、くねくね&つるっつるのゴルジュ。
それが「ホラの貝」と言う名の由縁なのかな?
本日の特攻隊長、先頭を行く熊本のMさんは、難なくフリーで突破したとのこと。流石!


吸い込まれて行きそうな、深く蒼い淵。


トシゾーさんがあぶみを掛けてくれたので、後続は安心快適に突破。


傾斜はありますが、ここもアクアステルスはバチ効きでした。
私は、できるだけアブミには触れないようにしたのですが、やっぱり目の前にあると、ついつい触っちゃいます!


あぶみの回収はウメさん。ウメさんも今回が6回目だとのことで、皆勤賞?
ラバーソールの靴が無ければ、クライミングシューズでもOK。間違ってもフェルトはNGですよ!


全員無事ゴルジュを抜けて、お次は・・・


トイ状の滝。ステミングで取り付いた後は、左岸側のへつり。


ここは水量の多い時は、ちょっと大変かも?ですが、滝の落ち口には倒木もあって、良いお助けに。


陽が射して、釜のエメラルドグリーンが何とも綺麗なナメ滝。


流れに逆らって岩に取り付くので、泳ぎができないとちょっと大変なとこかも?


アンダーのへつりからナメ滝へのムーブもまた嫌らしい。
水圧に耐えられないと、足を取られてしまい沈してしまいます。


深い淵は、水中にあるアンダーのホールドを拾って、水圧に耐えながら突き進む。
もちろん足は、底に着きません。


そこを突破すると、お次は自然のアトラクション、ウォータースライダー!


元気爛漫、Yuriやんのひょこひょこ登るステミング姿が、まるでゼンマイ仕掛けのお人形さんみたいで面白かった。


そのトイ状を登る女性のお二人を、ローアングルからパチリ。前のお尻は・・・さて誰でしょう?


さらにローからもう1枚。股間の硬い私は、この股開きで悲鳴を上げてしまいました。


壁のへつりから・・・


ダ~~イブ!


トイ状の滝もワイワイ、ギャーギャーしながら無事突破すると、やがて渓相も穏やかに。
陽の当たる広い沢床に出れば、遡行もこれにて終了。


ウェットスーツもライフジャケットも着ていない私は、もうすっかり冷え切ってしまい、ブルブル震えが止まらず・・・
ファイントラック2層&カッパ2枚重ねじゃ、やっぱ寒くてダメっすね。
でも、この陽だまりに暖かい岩盤の上が何とも心地よく、気持ティー!


底まで透き通る深い淵。また冷たい中を、泳いで帰らなくてはならないのね~
泳ぎは全然平気なんですが。。。


休憩して少し体も温まったところで、再びアトラクション会場へ、そして・・・


Are you read~y?


Go~~~~!!


♪~


お約束通り・・・泡まみれになって、、フィニッシュ!写真はオイラだす。


お次のホラの貝では、お決まりのドボン大会。


意を決して、ジャンプ一番!
すっかり体が冷え切ってしまった私は、カメラを持つ手もブルブル震え・・・
なので、写真も手ぶれでボケボケ、あしからず。

ホラの貝ゴルジュを出た後は、ウェットスーツを着ていない私とQちゃんは、もう寒さに耐え切れずドボン大会から離脱。。。
トシゾーさん、ウメさんも寒いというので、寒さに弱い静岡組は、沢沿いにある登山道で戻ることに。


熊本、千葉、岐阜の元気5人組は、キャニオニング続行。


渓相の良い最後のF1。ここは紅葉シーズンも良さそうですね~。
5人より一足先にF1のある沢床へ降り・・・


高さ5~6mはあろうかのF1で、ドボン大会の見物。もう、よーやるよ。でも楽しそ♪


〆は、Goさんの豪快なドボンで、これにて終了。


夏の青空の下、おもっきりクールダウンし、沢登り&キャニオニングを楽しく満喫することができました。

帰りは、JAF会員特典のある「笛吹の湯」に浸かり、そして更には、Goさん、Yuiさんが前日にも立ち寄ったという、笛吹市にある喫茶店へ。


お目当ては、その喫茶店の名物、今のシーズンしか食べられない?「桃カレー」を注文。
ルーにも桃が入ってそれがうまく調和し、これがなかなかの美味。

店を出て、Goさん、Yuiさん、Yuriやんともここでお別れ、静岡へと戻ったその夜は、Mさん夫婦、トシゾーさんにQちゃん、それと私で、市内の居酒屋に入って、またまた乾杯!
”静岡おでん”などのB級グルメに地酒・・・と呑んで食べて二次会は、トシゾーさん宅でまたまた呑んで、今日もまたまた午前様に・・・
いやはや、呑んべはホント困ったものですね~。

Mさん夫婦とも「今度は九州の沢でお会いしましょう!」と、またの再開を約束し、記憶のあるうちにお別れしました。

この日の翌日は、熊谷でなんと、41.1℃の史上最高気温を記録したとのこと!
41℃って・・・

暑い夏は、やっぱり沢がサイコー!皆さんお疲れ様でした。