1月最後の週末は、地元「安倍東山稜」、奥大光山の登山口~奥大光山~安倍峠にかけての登山道のパトロール&整備に行ってきました。


まず最初の仕事は、奥大光山の登山口である「安倍の大滝」の分岐点を少し登ったところ。
「落ちたら、谷へ一直線・・・」のトラバース地点に、トラロープを新たに設置。


北斜面となる標高1200m付近から雪が現れ始めますが、1~2日前に降った新雪のようでアイスバーン状にはなっておらず、ノーアイゼンで大丈夫でした。

昨日は、梅ヶ島の旅館に宿泊宴会し、相変わらず呑んだくれてしまった私は、今朝から頭ズキズキ、体はヨレヨレ。
「ぜーぜーはーはーアルコール臭を吐きつつ、前をスタスタ行く山ガイドの卵、若き石ちゃんに何とか付いて行きますた~。


1552m峰を越えたところにある、痩せ尾根のコル付近。道はしっかりしていますが、ここは足を滑らせないよう注意が必要です。


日影のところは雪がありますが、日向となるところは全く雪無し。
正面に奥大光山。ちなみに「奥大光山」は「おくおおぴっかりやま」と呼びます。


まもなくして、稜線上の分岐点に到着。一汗かいて、私の二日酔いもようやく体調回復。
稜線上も雪は少な目・・・というか、さほど夏道と変わらない。

ここから二手に別れて、新婚ホヤホヤのテツ夫婦は、大光山までの稜線をパトロール・・・
夫婦ラブラブで山行けて、羨ましいな~(オッサンのぼやき)


隊長のA堀さん、石ちゃんと私のヤロー3人は、安倍峠までの区間の倒木除去へ。


でもって、さっそく倒木お出まし。


チェーンソーで、ガンガン切って行きます。


ハイ、除去完了。


展望地から大谷嶺と八紘嶺、その右奥には布引山と笊ヶ岳。八紘嶺の下に見えるコルが、これから行く「安倍峠」。今日は風も無く、ポカポカ陽気の山日和です。


まず最初のピーク「大笹の頭」。標識がへし曲がってますが、その原因は・・・


このブナの倒木。倒れる際に枝が標識に当たった模様。登山道を塞いでしまっているので除去します。


大木なので、なかなか時間かかりましたが、撤去完了。休憩するのにちょうど良いベンチになりました。


Before・・・


After


Before・・・


After・・・なかなか切りがないなぁ~


大ヒノキの群生地。


「ワサビ沢の頭」周辺は、ホントにロケーションが良く、癒されるところです。


富士山の展望個所。下は恐ろしい程ガレてます・・・


昨年は、直撃台風もあったりで倒木だらけ・・・


時間も、チェーンソーの燃料も無くなってきたので、ここを最後に除去作業を打ち切りました。
だいぶスッキリしたと思いますよ。


「バラの段」手前の崩壊地。トラロープを結んでいる立ち木もナナメって、崩落しそうになっている状態でした。ここはアップダウンが幾つかあって、登り返しがなかなかキツイ。


最後の登り返しを登りきれば、「バラの段」の古い標識。


この先は、雪の多い北斜面の急な下りとなるので、軽アイゼン着用し下山。


安倍峠に到着し、パトロールはこれにて終了。


倒木除去しながらの山歩きでしたので、だいぶお日様も西に傾きました。
大光山側をパトロールしていたテツ夫婦も任務を終えて、下山したとの連絡。
ありゃりゃ、我々もはやく下山しなくては・・・


帰りはもちろん、私の大好きなこの「サカサ川」源頭部を通っていきました。
紅葉シーズンがベストですが、真っ白に雪化粧した冬季の時期も、また雰囲気が良いですね。

山仕事をしながらでしたが、久しぶりに安倍奥の山を満喫した1日でした。
しかし、月一は最低山歩きしないと、直ぐ足も運動不足になってしまいますね~、この年になると・・・

この冬は、アイスや本格的な冬山へは行けてませんが、うちの息子の大学受験が終わるまでは、チョット自粛中です・・・って、このまま春になってしまうかも?