10月最初の週末は、静岡県警、静岡市消防局、静岡市山岳連盟の三機合同による救助訓練に初めて参加しました。
沢登りでの事故が多いという事で、今回、訓練会場となったのは、安倍川支流、白ん沢。


その前夜は、安倍川上流部にある公民館で、おまわりさんちと懇親会でした。
ほんと酒豪の集いで、相変わらず呑んだくれてしまい、何時寝たのかも記憶が定かではありませんが、朝まで爆睡したおかげで体調も万全。


県警、消防の救助隊の皆さんと8時に公民館を出発し、久しぶりの白ん沢へ。
大堰堤の手前より入渓。


濁りも無く、渓相は至っておだやかでした。
3回目、2年ぶりとなる白ん沢ですが、特に大きな変化もなし。


それにしても、前を行くおまわりさんちの足の速い事!


ずぶ濡れになって初めてハーケン打って登った4m滝も、今日は左岸巻き。


二俣を左に進むと、まもなくしてゴルジュへ。


いつもはノーザイルで登ってしまう滝も、訓練という事でザイル出しました。
県警の方がリードして登って行くのかと思いきや、何故か?トシゾーさんが特攻隊長に!


後続は、安心のユマールでの登攀。写真はガイドの石ちゃん。


7mCS滝を越えると見えてくるのが、推定落差100mある、知る人ぞ知る「白沢大滝」。
人目につくような場所にある滝だったら、きっと「名勝の滝」と呼ばれること間違いないですが、知られざる滝だからこそ、その魅力も倍増するんですよね~。
ホント見映えのする安倍川屈指の良い滝です。


大滝を見届けた後は、県警の皆さんと一緒に懸垂下降。


消防の救助隊の皆さんからは、負傷者を想定しての1/3(引上げ)システムや、人を背負っての懸垂下降についてを教えてもらいました。
写真は、市岳連会長のM月さんを背負って懸垂下降する石ちゃん。

1/3システムは、負傷者の引き上げだけでなく、マルチピッチにおいてフォローが宙吊りとなった時の対処としても、しっかり身に着けておきたいシステム。
負傷者を岩場から安全に降ろす技術として、カウンター懸垂も身に着けておきたいですね。


沢に咲いてたホトトギス

相変わらずヒルの多い白ん沢でしたが、救助訓練&懇親会を通じて、警察や消防の方々、そして市山岳連盟所属の山岳会の皆さんとも和気藹々でいろいろ話もでき、良き懇親の場となりました。
山に入ったら救助隊の皆さんにご厄介にならないよう、要所のところでは気を引き締めて行動しなければ・・・と思う、今日一日でありました。