日付:2020年 8月 1日(土)
場所:十二ヶ岳、西湖岩(鷲巣岩)


長かった梅雨もようやく終わりを告げ、久しぶりに青空となった8月の最初の土曜日は、会恒例の定例クライミング。
富士五湖・西湖にある「十二ヶ岳」へ、総勢10名で行ってきました。


5.8~9くらいのルートで先ずはアップ。昨夜は雨が降ったようで、朝一の岩場はややしっとり状態。
易しいスラブですが、上部はランナウトするので精神的にあまりよろしくありませーん。


今日のゲストは、お久しぶりの大先輩マーコさん。率先してリードで登って行くところが凄い!


清水労山からは、初めて?お会いするKさんとFさんも参加。清水テルサでお会いしているかな?


カトさんは、「ノーマン・ベーツ(5.10c)」狙いで取り付くも、久しぶり過ぎて「どうやって登ったんだっけ~」と悩み中?
会では通称「豆腐」と呼んでいる、四角い形をした岩のハングがあるのが、このルートの特徴。


今年で75?になる?筋トレが日課のマッチョH川さんも、その「豆腐」越えにチャレンジするも・・・
何故か「足が短け~から越えらんねぇ」を理由に??ギブアップ。。。


マーコさんも「え~い!」とチャレンジするも、豆腐の右へエスケープ・・・。
その後、若手のイデッチやツッキーもチャレンジするも・・・君たちもギブアップなの~?


という事で私の番。右足をハイステップで「豆腐」の上に乗せて・・・


無事、乗越成功!?・・・にも見えますが、体(手足)がちょっと窮屈になり、次の一手でフォール・・・あれ?
左足を持ち上げる前に、右手上のカチを先に取り行くのが正解ですね~。


会の皆さんが「豆腐」越えで盛り上がっている中、私はツッキーのマルチピッチのリード練習に付き合う為、2人で右のピナクル岩(2P)を登ることに。
プロテクションは古いハーケンにリングボルト、少し藪っぽくて岩も脆いので、とてもアルパインチックな岩場、ルーファイとプロテクション取りの判断の練習には、もって来いのルートです。


ピナクル岩のピークからの眺め。晴れれば富士山も見えるのですが、今日は一日じゅう雲隠れ。


「西湖岩のマルチは、サイコーに楽しいデス!」と言ったかどうかは?は忘れましたが、オールリードで登り終え、サイコーの笑みを浮かべるツッキー!
懸垂下降セットの仕方も練習して、ピナクル岩の基部まで無事戻り・・・


最後は、その基部にある「知りすぎていた男(5.10c)」を〆で登りました。写真はわたくし。
壁は苔苔、核心のカチは砂砂で滑りやすく、おまけに上空からは大粒の雨が降ってきて焦りましたが、何とか踏ん張ってRP成功!

その後は雨足が少し強くなってきたので急いで撤収し、ちょっと早めの14時にはお開きに。
翌日(日曜日)は、イデッチ、ツッキー&私の3人で八ヶ岳のアルパインルートを登る予定の為、会の皆さんより一足お先に下山して、そのまま美濃戸へと向かいました。


岩場に咲く、山ユリ。

十二ヶ岳(西湖)のクライミングゲレンデは、5.8から10台のルートが多く、初心者向けの会山行やクライミング教室などには最適のゲレンデだと思います。
標高もあるので夏は涼しいし、訪れるクライマーもほとんどいないので、のんびりとくつろげるのが良いですね。
尚、ゲレンデの詳しい情報は、Neilさんがつくってくれたトポが大変参考になりますので、是非ご覧ください!