日付:2022年 8月20日(土)~ 21日(日)
場所:南アルプス ◯無川水系


お盆休みもあっという間に過ぎて、8月も後半。
しかーしこの夏は、まだ一度も沢へ行けてなーい!
・・・という事で、この週末はトシゾーさんにミッチー、そして千葉のGoさん&私の4人で、南アルプスの「とある沢」へ行ってきました。
でも源頭部までは詰めない釣り目的なので、いわゆる呑み会&釣り山行なのね~!
ちなみに「とある沢」とは何処なのかは・・・?

ナ・イ・ショ・デ・ス♡


今日は天気も下り坂で、朝から曇り空。
廃道となっている林道に入ると、うわさ通りヒルがわんさかおりますし!


その廃道を終点まで詰めた後は、尾根越えの大高巻き。やっぱり急登はきつい事!
でも今回はロープも無ければテントも担いでこなかったので、いつもよりはザックも軽くて助かったかな~?


釣り師が付けたのであろう目印と獣道を追って、急なルンゼを降りて行けば、今回お目当ての沢へ。
花崗岩の沢は、やっぱり渓相が綺麗で癒されますね~!


その沢床には何故か?高嶺に咲く筈の色鮮やかな「タカネビランジ」がチラホラと。
種が沢へと流れ出て、ここに根付いたのかな?


入渓して、早速ミッチーがテンカラ竿を出すも、反応は無し?


二俣を右に入って、更に沢を詰めて行けば・・・


なかなか見栄えのある二段の滝が!
登れない滝ではないので、フリーでどんどん登って行きますが・・・


このリッジ状の岩の通過が怖い事!
おまけに苔って滑りやすいので、四つん這いになって通過します。


その滝を過ぎれば渓相も穏やかになり、今日の寝床となるテン場に到着。


で、テン場に着いて先ずやる事と言えば・・・ビヤーを冷やす事ですね!


そして早速全員で、渓流釣りへとレッツらGo!
テン場から先の上流部には滝もあるので、一応ヘルメット&ハーネス&懸垂セットで武装し、補助ロープも持っていきます。
ミッチーとGoさんはテンカラ釣り、トシゾーさんは餌釣り、そして私は初のルアーで攻めますが、同じところを4人で釣り歩くんじゃ、果たして効率よく釣れるのかしら~?


私の竿には1度アタリはありましたが、フッキングには至らずノーフィッシュ。
キャスティングが全くもって下手クソで、おまけにリーダーとPEラインの結び目が、しょっちゅうガイドに絡まり、トラブル続きで参りました。


10mくらいの滝を左岸に巻いて、更に登って行くと、50mくらいありそうな大滝が目の前に!
これは凄い!
どうやら魚止めの滝のようで、しばらくこの釜で釣って、夕飯の食材も無事確保。


残念ながら、私だけボーズでありました。ルアーって、ムズイね~。


大滝の周りには「シラヒゲソウ」の群生も。


テン場に戻って、タープと焚き火の準備が整えば、早速ビヤーで乾杯。


今宵もシェフ・ミッチーが、腕を振るってくれました!
薬味の大葉と合わせたイワナの刺身がバカうま!


そして中骨も無駄にせず、油で揚げてカリッカリに!


もちろん残りの魚は、定番の串焼きに!
そして、メインディッシュも、ミッチー特性の炊き込みご飯デス!何から何までありがとー!


その炊き込みご飯が炊けるまでは、トシゾーさんが瓶ごと担いで来てくれた、これまたバカウマの白ワインをゴクリとやれば、宴もたけなわ。


ワインが空いて、Goさんが持ってきてくれたブランデーも空けて、私が持ち上げたラムをグビグビやると、いつの間にやら呑兵衛1号&2号はエンジン全開!

で、その後の記憶が全く無いのですが、一体いつお開きになり、何時寝たのか?さえもわからぬまま、気がつけば、しっかりと自分のシュラフの中で寝ておりました。
そして顔面には、ポタポタとタープから落ちてくる雨粒が・・・
ありゃりゃ、顔だけタープの外に飛び出してるじゃん!

2日目・・・


朝は、薄明るくなった5時に起床。
一晩中降った雨でびしょ濡れとなった薪に、ミッチーが素早く火起こしをしてくれて、先ずはお湯を沸かして、コーヒーを一杯。

私の眼鏡が一時行方不明でしたが、その眼鏡はグランドシートの上には無く、何故か?地面の砂の中から出てきました。
ミッチーの話によると、酔った私はシートの上でよろけて、焚き火の中に頭が突っ込みそうになっていたのだとか・・・?
そしてタープの下、私の隣で寝ていたGoさんの話によれば、私がゴロゴロと寝相が悪いばかりに、その度にGoさんも寝る位置を変えていたという事だった・・・?

う~む、覚えてなーい!


朝食&用足しを済ませ、タープも撤収して7時半前にはテン場を出発。
少しお酒が残ってフラフラしてますが、体調胃腸は問題なく、おおむね歩くのにも問題無し!?


すっかり雨も止み、気がつけば上空は青空に!


帰りは、前日登ってきたところを降りて行きます。岩が雨で濡れているから怖い事!


最後の滑り台を降りれば、沢も終わり。
ミッチーから「酒臭い」と言われつつ、降りてきたルンゼをヘイコラ登り返して、尾根を越えて無事帰りました。

今回は、初めての渓流釣り目的での山行にもかかわらず、肝心の釣りの方は全くもってダメダメでしたが、良い体験にもなりました。
ちょっと?呑み過ぎの感もありますが、焚き火の前でお酒も沢山呑んで、ミッチーのおかげで美味いものも食えたし、楽しかったから良しとしますかね~?
機動力のテンカラ、遠投で攻めるルアー。
磯釣り専門の私ですが、渓流釣りの方も少しづつ勉強してやって行きたいですね!